神戸観光局、感染症対策の「相互交流研修」を本格実施 27・31日に

 DMO(観光地経営組織)の神戸観光局は21日、会員施設が相互に視察して新型コロナウイルスの感染防止策について理解を深める「相互交流研修」を実施すると発表した。参加する28施設の担当者がチームに分かれ、14施設を視察する。参加者は視察後にリポートを提出し、工夫している取り組みや参考になる取り組みなどを神戸観光局の会員企業で共有する。

 神戸観光局は、県境をまたぐ観光客の受け入れを再開が認められた6月19日に、会員企業向けの新型コロナウイルスの感染防止策の指針を発表。さらに相互交流研修を試行的に実施した。今回は参加施設を幅広く募集し、本格的に実施。感染対策の工夫などを共有することで安全性を高め、観光客がより安心して、楽しく神戸で過ごせるようにする。

 このほか神戸市の保健士が講師になり、新型コロナ対策について学ぶ座学研修も実施する。3密を回避するためにウェブセミナーとして、会員向けに配信する。期間限定ながら、担当者が都合の良い時間に見直せるように動画を掲載し、感染対策が徹底できるようにする。

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