観光業「血液循環の回復が喫緊の課題」 兵庫の県内宿泊施設、感染対策をPR

20200722ひょうご安心旅

 近隣府県から観光客を呼び込むキャンペーン「Welcome to Hyogo(ウェルカム・トゥ兵庫)」を展開するDMO(観光地経営組織)のひょうご観光本部と兵庫県は21日、県内宿泊施設による新型コロナウイルの感染防止への取り組みについてPRを強化すると発表した。宿泊施設の取り組みに加え、来訪者にも感染防止のため基本動作を求めることで、兵庫県での滞在をより楽しくする「ひょうご安心旅」を前面に打ち出す。(写真は記者会見で「ひょうご安心旅」のロゴ入りボードをPRする県内宿泊施設の女将、経営者ら)

 宿泊施設を中心とした観光業界では、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした外出の自粛や、国の緊急事態宣言を受けた休業要請などで大きな打撃を受けた。ひょうご観光本部の高士薫理事長(神戸新聞社会長、写真左)は記者会見で、観光業界には「血液の循環を回復させるのが喫緊の課題で、そうした中では感染防止こそが最大のテーマ」などと説明。旅行者から見えにくい対策の徹底をアピールして、県内での宿泊を促す。

 具体的には、宿泊施設が取り組んでいる対策を分かりやすく説明した「ひょうご安心旅」のロゴ入りボードを作成。7月末から宿泊施設のフロントに掲示できるようにする。ボードは兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合(神戸市中央区)と共同で実施。県のガイドラインを守り、担当者が「ひょうご観光塾」のウェブセミナー(全3回)を受講することなどが、宿泊施設がボードの配布を受ける条件になる。宿泊客向けにも旅の「エチケット」を伝えるチラシを宿泊施設などで配布する。

 兵庫県は温泉や自然体験など新型コロナで関心が高まった観光資源が豊富であるだけに、「ポストコロナ(コロナ後)社会が訪れたとき、地域の観光関連の事業者が、既に息切れしている事態だけは避けなければならない」(高士理事長)と危機感は大きい。22日には政府が観光需要を喚起する「Go To トラベル」キャンペーンも始まる。安全を強調することで、より多くの旅行者を兵庫県に呼び込み、観光業を下支えする。

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