5月の兵庫鉱工業生産、減少が続く 基調判断「急速に低下」を据え置き
- 2020/07/20
- 10:32
兵庫県が20日に発表した5月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比5.7%低下の85.0だった。2カ月連続で生産の減少を示し、大きな減少率も続いた。兵庫県は生産活動の基調判断で「急速に低下している」との見方を据え置き、2カ月続で同じ見方とした。
主要9業種の生産指数では7業種が低下した。ショベル系掘削機械などが低下して「生産用機械工業」が15.7%減だったほか、「鉄鋼・非鉄金属工業」「はん用・業務用機械工業」「よう業・土石製品工業」「金属製品工業」「輸送用機械工業」「化学工業」の生産が減少した。半面、鉱工業生産指数へのウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」は、ノート型パソコンやリチウムイオン電池が伸びて4.8%増加。「金属製品工業」も上昇した。
同じ月の全国統計では、経済産業省が12日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比8.9%低下の78.7と、大幅な低下が続いた。
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