山陽電、全車両を抗菌・抗ウイルス加工 7月中旬から順次
- 2020/07/16
- 23:37
山陽電気鉄道は7月中旬から順次、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する目的で、車内の抗菌・抗ウイルス加工を実施する。保有する全211両の座席やつり革、握り棒、窓など車内全般をコーティング加工し、安心して乗車できる車内環境づくりを進める。10月中旬までに全車両で加工を終えたいとしている。
同社は3月5日から定期的な車内消毒に取り組んでいるほか、4月20日からは窓を開けて換気するなどで、感染対策に取り組んできた。さらに今回、インフルエンザウイルスなどに効果が数年持続することが確認されている抗菌・抗ウイルス材を利用して車内を加工。より安心感を高めて、多くの人が利用しやすくする。
加工済みの車内にはステッカー(図と写真=山陽電気鉄道提供)を車内の扉の付近に貼り付ける。すでに阪神電気鉄道、阪急電鉄が車内の抗菌・抗ウイルス加工を始めている。抗菌・抗ウイルス材による人体や環境への影響は、特にないという。
このほか神戸市内の鉄道では神戸新交通のポートライナーと六甲ライナーも全162両で車内の抗菌・抗ウイルス加工を進めている。
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