6月の神戸市部マンション発売戸数407戸 前年比14倍・コロナ禍から回復

 不動産経済研究所(東京都新宿区)が15日に発表した6月の近畿圏マンション市場動向によると、神戸市部のマンション発売戸数は前年同月に比べ14倍の407戸だった。発売月内に契約にたどりついた戸数の割合を示す契約率は73.7%。マンション販売が好調であることの目安になる70%を3カ月連続で上回った。神戸市部の平均価格と1平方メートル当たりの分譲単価はそれぞれ3675万円、58.0万円だった。

 近畿圏全体のマンション発売戸数は前年同月比6.2%減の1407戸。即日完売物件は大阪府枚方市の1物件2戸だったという。契約率は70.4%で、好不調の目安である70%を上回った。契約率は発売戸数とともに、新型コロナウイルスの影響で販売が大きく落ち込んだ4〜5月に比べて、回復の兆しが見えている。

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