有馬〜六甲のバーチャル自転車レース大会 本物の自転車ツーリズム促進・26日

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 有馬温泉の商店などで構成する有馬商店会(神戸市北区)は26日に、有馬温泉〜六甲山頂のヒルクライム(山登り)コースをアプリ上で競う自転車レース大会「有馬-六甲バーチャル・ライド・レース」を開催する。実際のコースをAR化(拡張現実処理)してサイクリングアプリに取り込み、会場の有馬川親水公園に設置したロードバイク(競争用の自転車)をこいで競う。アプリに投影するコースを通じて有馬温泉や六甲山の魅力を発信する。(図はイメージ=Rouvy提供)

 実際の自転車を楽しむ旅行「サイクルツーリズム」の促進につなげるのがねらい。有馬温泉では、サイクリスト向けのプロテインバーや駐輪施設を整備する予定があり、継続的なサークルツーリズムの活性化に取り組む計画だ。サイクリングアプリは「Rouvy(ルービー)」を採用。同アプリのARコースとしては日本初の公式コースになるという。

 26日は午後1時から「eスポーツ」の選手4人による30分程度のレースを開催するのに続き、プロのサイクリストなど4人とアプリ上で募集した遠隔地のサイクリストがネットを通じて有馬〜六甲のコースを競争する予定だ。観覧者向けには、サイクリングアプリが体験できる自転車も2台設置。これをきっかけとしたスポーツ実施率の向上もねらう。当日のレースの様子は動画サイトYouTube(ユーチューブ)を通じて配信する予定だ。雨天の場合は会場を屋内に変更する。

 有馬商店会が主催し、神戸商工会議所神戸スポーツ産業懇話会などが共催する。今回のイベントは同懇話会がスポーツツーリズム促進に向けた実証事業の企画提案を募集。地元企業との連携によって実現した。流通科学大学の山口志郎准教授は、今回のイベントを中心としたスポーツツーリズムの企画によって、スポーツ実施率向上をめざすスポーツ庁の提案募集「第3回パブコン」で、優秀賞を獲得した。

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