MORESCOの3〜5月期、最終赤字1700万円 自動車生産減で・通期予想取り下げ

20200714MORESCO決算

 MORESCOが14日に発表した2020年3〜5月期の連結決算は、最終損益が1700万円の赤字(前年同期は1億7700万円の黒字)だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、主要な販売先である自動車部品メーカーが生産停止、減産などを実施した影響で特殊潤滑油の販売が減少した。インドルピーとインドネシアルピアの下落で為替差損が膨らんだのも逆風になった。

 売上高は前年同期比13%減の58億円、営業利益は54%減の1億4200万円だった。自動車用の特殊潤滑油では、ダイカスト用油剤や切削油材など特殊潤滑油の販売減に加え、自動車ケミカル製品であるブレーキ液や不凍液などの販売が伸びなかった。半面、合成潤滑油では、データセンター向けにハードディスクの需要が伸びたため、ハードディスク表面潤滑剤は伸びた。

 21年2月期の連結業績予想は取り下げ、「未定」とした。従来は純利益が前期比10%減の7億円になる見通しなどを示していた。世界の自動車生産の動向が不透明であることなどから合理的な予想が不可能と判断した。年間で前期比10円減の40円(うち中間15円)とする配当計画は維持した。

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