ATAOが大幅続伸 3〜5月期の黒字確保を好感、ネット通販が下支え
- 2020/07/14
- 15:35
14日の東京株式市場では東証マザーズ上場のスタジオアタオ(ATAO、3550)が大幅に続伸した。終値は前日比25円(5.92%)高の447円。一時は491円と6月26日以来およそ2週間ぶりの高値を付けた。前日大引け後に2020年3〜5月期の連結決算を発表。純利益は前年同期比86%減の3100万円にとどまった。ただ新型コロナウイルスを巡る国の緊急事態宣言を受けて、約2カ月にわたって全店舗を臨時休業したにもかかわらず、最終黒字を確保したのを好感した。21年3月期通期の収益が大幅に悪化するとの懸念も後退したもよう。
バッグや財布など革製品を企画・販売する。もともと同社の売上高の半分程度はネット通販が担っていた。今回の緊急事態宣言を受けて店舗は休業したが、この期間もネット通販での販売が寄与。売上高の対前年比は42%減。店舗の売上高が蒸発しても、一定の収益を確保できた形だ。ネット通販の受注環境は堅調だったといい、休業した店舗を一部補完した可能性が高い。一方で店舗はすべて6月1日までに営業を再開した。出店先である百貨店などで客足が回復すれば、同社の収益回復にも期待感が高まるとみられる。
▽関連記事
▽関連コンテンツ
- 関連記事
-
- MORESCO株が乱高下 「愛媛大とアレルギー治療薬」で一時5カ月ぶり高値 (2020/07/15)
- MORESCOの3〜5月期、最終赤字1700万円 自動車生産減で・通期予想取り下げ (2020/07/14)
- ATAOが大幅続伸 3〜5月期の黒字確保を好感、ネット通販が下支え (2020/07/14)
- ATAOの3〜5月期、純利益86%減 新型コロナで一時全店が臨時休業 (2020/07/13)
- ドーンが急伸、約半年ぶり高値 今期税引き益13%増・映像通報も本運用 (2020/07/10)
広告
chevron_left
内閣府、「京阪神」など4都市圏を選定 世界に肩を並べるスタートアップ拠点都市 home
(今日の株式)反落、前日大幅高の反動に米株安 2万5000円台に下落か
chevron_right