フェリシモの3〜5月期、小幅に最終赤字 巣ごもり消費で売上高は増加

20200707フェリシモ決算

 フェリシモが7日に発表した2020年3〜5月期の連結決算は、最終損益が900万円の赤字(前年同期は3500万円の黒字)と小幅ながら赤字だった。在庫評価に関連して売上原価が増加したほか、減価償却費や広告費の増加などで販管費も増えた。営業外費用では為替差損、さらに税金費用も影響した。ただ減価償却費や宣伝費の増加は計画通りという。

 売上高は5%増の71億円、営業利益は8%減の2600万円だった。メディアなどでも関心を集めた「レジカゴリュック」などヒット商品が継続的に出て新規顧客を獲得。さらに政府による新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて外出が控えられる中で、オリジナルの手芸キットなどが好調に推移するなど「巣ごもり消費」の追い風も受け、同社全体の売上高は当初の想定を上回った。

 2021年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比71%減の1億500万円になる見通し。業績予想には新型コロナの影響は織り込んでいない。新型コロナの影響は現時点でプラスだが、この傾向が続くかどうかは見極める必要があるという。

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