レジ袋を買わずに神戸タータンを当てよう コンビニ3社と神戸市などキャンペーン
- 2020/06/30
- 19:30
神戸市は7月1日から商店などでレジ袋の有料化が義務付けられるのを機に、レジ袋を購入せずエコバッグの利用を促すキャンペーンを開始する。セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニエンスストア3社、神戸松蔭女子学院大学と神戸市が連携。神戸市環境局が作成した環境啓発アプリ「イイことぐるぐる」を通じて、レジ袋を購入しなかったレシートの画像を送ると、抽選で200人に「神戸タータン」のグッズが当たる。神戸市の福本富夫・環境局長らが30日に記者会見して発表した。
コンビニエンスストア3社は神戸市内の約600店舗にポスターなどを掲示し、キャンペーンを広報する。神戸松蔭女子学院大学は、神戸タータングッズのデザインを提供。神戸市はポスターなどを作成するほか、キャンペーン全体を運営する。神戸開港150年を機に神戸タータンのデザインを発案した石田原弘氏(石田洋服店代表)が講師を務める神戸松蔭女子学院大学の「地域貢献デザイン演習」を受講した学生が、今回配布するエコバッグと保温保冷ボトルをデザインした。
福本環境局長は「レジ袋を有料化する1番の意味は、ライフスタイルの変革を促すこと」と強調。環境省の「プラスチック資源循環戦略」では2030年までに使い捨てプラスチックの累積25%排出抑制との目標を掲げる。目標に近づくには、使い捨てのプラスチックに依存しすぎている暮らしを見直すための、きっかけが必要になると判断した。福本氏は「エコバッグで神戸らしさを楽しみながら、新たなライフスタイルを作り出していきたい」と話していた。
キャンペーンは7月1〜31日。セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンで買い物したレシートで、レジ袋を購入しなかったものが対象。1日1回までだが期間中は何度でも応募できる。エコバッグ(縦41センチ×横36センチ)は100人に、保温保冷ボトル(200ミリリットル)も100人に当たる。当選者の発表は商品の発送に代えるとしている。(写真は左から福本氏、石田原氏、デザインを担当した学生の中井菜緒さんと笠井裕希さん)
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