有馬温泉で便利グッズ「マスクシート」配布開始 さんちか案内所で販売も
- 2020/06/24
- 01:44
日本3古湯の1つとされる有馬温泉(神戸市北区)の主なホテル・旅館では宿泊客向けに、食事などで一時的にマスクを外す間もマスクを清潔に保つ「マスクシート」(写真=神戸観光局提供)の配布を始めた。置き場に困るマスクを抗菌加工した紙であるマスクシートではさみ、ポケットやカバンなどに一時的に保存できるようにする。マスクと接触しないマスクシートの表側では、地下60キロメートルから吹き上がる有馬温泉の仕組みを解説した。
不織布で作られた使い捨てのマスクも、食事ごとに新しいものと交換するのは難しい。使い捨てでないマスクでも、食事中はカバンやポケットにしまうと、ウイルスなどが付着しているかもしれない面を手で触れることになりやすい。外したマスクは抗菌加工した紙に挟んでおけば、清潔に保てるというわけだ。飲食店からみても、ウイルスが付着しているかもしれないマスクを、客がテーブルの上に直接置くリスクを避けられる。
新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ」時代に、気がきいた便利グッズで宿泊客を歓迎するというわけだ。紙だけに印刷物としても機能することから、近くに火山のない有馬で温泉が湧き上がる理由を図や文章で紹介。有馬温泉の湯が600万年前の海水であるといった有馬の「奇跡」を説明する。宿泊客に再び有馬を訪れたいと思ってもらえるきっかけとしても、活用したい考えた。
気に入ったら「有馬ならでは」のみやげ物として持ち帰れるよう、各旅館の売店や、有馬温泉観光総合案内書でも販売する。27日からは神戸都心・三宮の地下街「さんちか」にある、有馬温泉神戸さんちか案内所でも販売。価格は5枚セットで税別100円を予定する。マスクシートは使い捨てで、セットにマスクは含まれない。
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