あの人も弾いた? 名器「スタインウェイ」が旧居留地のストリートピアノに 

20200620ストリートスタインウェイ

 神戸市と地域団体の旧居留地連絡協議会は19日、三井住友銀行の神戸本部ビル前広場に設置した自由に弾ける街頭ピアノ「ストリートピアノ」を利用したミニコンサートを開催した。神戸市混声合唱団に所属するピアニスト中村圭介さんが演奏。中村さんの独奏や、神戸市室内管弦楽団のバイオリン井上隆平さんとの合奏を披露し、会場に集まった多くの人を楽しませた(写真)。コンサートの最大の見せ場は2人の音楽家の腕だけでなく、使用するピアノが名器「スタインウェイ&サンズ」社製のグランドピアノだったということ。

 「スタインウェイを屋外に設置することには異論もあるかもしれない--」。こう話すのは神戸市文化スポーツ局の宮道成彦副局長だ。このピアノはもともと、神戸文化ホール(神戸市中央区)が1973年に開館する際、中ホールに設置するために神戸市が購入したものだった。長らくコンサート用のグランドピアノとして本番の舞台に登場したが、古くなって大きな音が出にくくなり、ピアノを新調すると多目的ホール「うはらホール」(神戸市東灘区)に移設。その後、うはらホールにも新しいピアノが入り、同ホールの舞台袖で行き場を失っていたという。そこで「みんなに楽しんでもらえる場所に移したほうがピアノも喜ぶのでは」と、ストリートピアノとして活用することに決めた。

 ピアノは2月に設置を終えていたが、新型コロナウイルスの感染防止を目的にストリートピアノの使用をすべて中止したため、このコンサートがストリートピアノとして新たな役割を得たスタインウェイの初披露になった。三井住友銀行の協力で、午後8時ごろまでは誰でも自由に弾ける。実は、あの人や、あの人が、本番の舞台で弾いたピアノ。屋外とあって今回のバイオリンとの合奏のように、ピアノ以外の楽器とのセッションもしやすい。「ピアノを弾く人も弾かない人も、音楽を好きな人がたくさん集まる場所になってほしい」(宮道副局長)。

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