神戸市、特別定額給付金で過払い33人分330万円 給付率は50%超に

 神戸市は17日、全国民に10万円を配布する特別定額給付金で18世帯33人分、330万円の過払いがあったと発表した。二重給付が1世帯1人分、誤って対象者数を超えて給付したのが17世帯32人分あった。給付金を受け取った住民から、給付額が多いとの電話を10日に受けたことで過払いが発覚。その後の調査で別の過払いも判明したという。

 最大で、神戸市から転出した家族4人分40万円を超過で給付してしまったという。11日から対象世帯に担当者が謝罪と状況説明を実施し、すでに12世帯から超過分の返還を受けた。残りの世帯にも引き続き返還を求めている。

 口座情報の転記ミスのほか、出生・死亡や世帯分離など世帯構成の異動に関する情報の転記漏れがあったという。ミスは職員が手作業で給付データを作成していた5月25〜28日に発生。この期間に給付の作業を実施した約3万5000件については改めて確認した。「処理がシステムに切り替わったため今後、同様のミスの発生は考えにくい」(神戸市福祉局政策課)としている。

 同時に神戸市は、特別定額給付金の申請数に対する給付率が17日に5割を超えたと発表した。16日現在で70万782件の申請に対して32万8930件を給付。給付率は46.9%だった。17日には約5万件を振り込んだため、このところ到着する1日約3000件の申請件数の増加を見込んでも、給付率が50%を上回った計算になるという。

 神戸市は18日までに到着した申請については、添付書類などに不備がなければ6月中に給付できる見通しとしている。

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