5月の神戸港、輸出入総額が8年4カ月ぶり低水準 自動車関連や米国向け不振

20200617貿易統計

 神戸税関が17日発表した5月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比21.2%減の5701億円と、大幅に減少した。神戸港での月間の輸出入総額としては2012年1月の5629億円以来の低水準だった。自動車関連の輸出が前月に続き低迷したほか、米国向けの輸出が不振だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染者数が最も多い米国を中心に経済活動が停滞した影響がでた。米国向けの輸出は同48.2%減の395億円で、減少率は比較できる1974年以降の最大になった。

 輸出額は前年同月比23.0%減の3275億円だった。「自動車」の輸出が23億円と64.9%の減少。ギアボックスなど「自動車の部分品」は66.3%減の43億円、ワイヤハーネスなど「自動車用の電気機器」は64.0%減の17億円、タイヤを含む「ゴム製品」は33.1%減の40億円。新型コロナによるとし封鎖などで自動車需要が低迷したのを反映した。加えて米国向けを中心に建設用・鉱山用機械の輸出が38.9%減の167億円と大幅減。原油価格が一時マイナスになるなどエネルギー価格の下落の影響も受けたとみられる。

 輸入額は前年同月比18.6%減の2427億円だった。中国やベトナムなどからを中心に「衣類および同付属品」が27.2%減の106億円。ドイツ、英国、中国などからの「輸送用機器」が55.3%減の27億円などと減少が目立った。半面、中国からのマスクを含む「織物用糸および繊維製品」は輸入が増加。テレワークの導入で国内需要が急増したパソコンを含む「事務用機器」の輸入は95.3%増の43億円と、5月としては過去最高を記録した。

 5月の平均為替レートは1ドル=107円17銭と、前年同月に比べ3円90銭の円高・ドル安だった。

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