兵庫知事、休業要請「効果なかったとの評価当たらない」 対策本部会18日に

20200616井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事は16日の定例記者会見で、政府の緊急事態宣言や都道府県の休業要請といった新型コロナウイルス対策の効果が疑問視されていることについて「効果がなかったという評価をするというは、当たらないのではないか」との見方を示した。「寄与度まではっきり申し上げられないが、3月末から4月初めぐらいのピーク以降、(県内の感染者数)ゼロを続けられているのは4月7日の緊急事態宣言、4月15日以降の休業要請などの人々の協力にあるはず」との見方を示した。

 新型コロナの感染が再び拡大する「第2波」に備えて12日に大阪府が開催した専門家会議で、緊急事態宣言や店舗の営業自粛などに効果がなかったとの見方が示された。これを受けた記者の質問に井戸知事が答えた。兵庫県は18日に新型コロナ対策本部会議を開き、19日以降の対応方針を決める。首都圏などへの外出自粛の要請が一段と弱められる見込みだ。

 一方で井戸氏は「東京の動向は注視しておく必要がある」との見方を示した。東京都では足元でも連日で40人を超す感染者が判明したこともあり、東京との間で往来が増えれば「交流が増えることに伴って、東京の方々が持ち込む、東京へ行って持ち帰るという蓋然性が今よりかは高まる」との見解を述べた。兵庫県では5月16日以来、新たな新型コロナの感染者が判明していない。

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