(動画)新スパコン「富岳」を初公開 性能は京の100倍、はん用性高く



 理化学研究所の計算科学研究センター(神戸市中央区)は16日、報道関係者向けに「京」の後継機として新たに設置したスーパーコンピューター「富岳」を初公開した。新型コロナウイルス関連研究について、すでに先行利用が始まっている。機器の設置は5月13日に完了。先行研究に活用しながらソフトウエアなどの調整を進めており、今年度中の正式な使用開始を予定している。

 報道公開では最初にプロジェクション・マッピングで富岳を紹介する動画を投影。さらに同センターの松岡聡センター長が富岳について、「京」の100倍の性能を持つことや、スマホのアプリもそのまま利用できるなど、高いはん用性について説明した。

 富岳は京を撤去した跡地に設置したが、設置面は京よりもやや大きくなった。幅80センチメートル、奥行き140センチメートルのコンピューターを格納するラックが432台、約16万個のCPU(中央演算装置)を使用。これらを高速ネットワークで接続し、1台のコンピューターとして使う。ラック432台のうち10台程度で、ほぼ京の性能に匹敵するという。

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