ケミプロ化成、筆頭株主が株主提案議案を取り下げ 12日付の書面受け取る

20200520ケミプロ化成

 ケミプロ化成は16日、同社の筆頭株主であるケアシステムズ(東京都足立区)が株主総会の議案として提案していた取締役と監査役を選任する人事案を、ケアシステムズが取り下げたと発表した。株主提案をすべて取り下げるとの12日付の書面を受け取ったという。ケアシステムズは兼俊寿志社長と、社外取締役の江間清二氏、柳雅二氏の3人を取締役に再任させない議案などを提案していた。

 ケアシステムズはケミプロ化成株の約20.9%を保有する筆頭株主。ケミプロ化成創業者である福岡直彦会長の長男、福岡靖介氏が全株を保有する資産管理会社という。取締役会は会社提案として、26日に開催する株主総会を機に、93歳と高齢の福岡直彦会長が退任する案などを提示。これに対してケアシステムズの案は福岡直彦氏を取締役に再任するとしていた。

 一方、ケミプロ化成の第2位株主で、同社株の約16.8%を保有する公益財団法人の福岡直彦記念財団(神戸市中央区)は会社提案に賛成し、ケアシステムズの提案に反対すると表明。同財団は、ケミプロ化成の取締役会が、ケアシステムズの提案に対して反対の立場を取ることを支持することも表明していた。ケアシステムズは多数派を握ることが難しいと判断し、議案を取り下げたとみられる。

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