関西エアポートの19年度、純利益は13%増 期末にかけ新型コロナ影響で減収

20200611関空第1ターミナル

 関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港に加え、子会社を通じて神戸空港を運営する関西エアポートが10日に発表した2020年3月期(19年度)の連結決算は、純利益が前の期に比べ13%増の335億円と前の期に続いて過去最高益を更新した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、期末にかけて国際線が相次いで運休、国内線も減便が相次いで減収になったが、昨年の台風被害に関する保険金119億円を受け取ったことなどが寄与した。(写真は関西国際空港の第1ターミナル内=資料)

 売上高に相当する営業収益は前の期比2%減の2157億円、営業利益は8%減の524億円だった。期末にかけては新型コロナウイルスの影響を受けたが、年度を通じてみると関西国際空港では東南アジア方面の新規就航や増便、長距離路線の新規就航が増加。関空の発着回数は年度として過去最高だった。ただ20年1月まで好調に推移していた航空旅客数が新型コロナで急減。3空港の総旅客数は前の期を2%下回る4782万人にとどまった。

 神戸空港の運営を担当する子会社の関西エアポート神戸の業績は、近く改めて発表する予定。連結決算の内訳として示した関西エアポート神戸の営業収益は約28億円と、18年度の26億6300万円から増加。純利益は2億円(18年度は2億5500万円)と減益だっもよう。

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