久元神戸市長、神戸の景気「きわめて厳しい」「街が死んでしまう」・3次補正も

20200529久元神戸市長

 神戸市の久元喜造市長(写真)は29日、兵庫県中小企業家同友会との意見交換を終えた後に記者らの取材に応じ、足元の神戸市の景気について「きわめて厳しい」との認識を示した。久元市長は25日にも神戸経済同友会、神戸商工会議所と意見交換していた。「感染の拡大は防がなくてはいけない」とする一方で、「感染を遅れて街に出ない、外食もしないということになれば街が死んでしまう」との危機感を述べた。経済3団体との対話を通じて、感染防止と街のにぎわいを「どう両立させるか知恵を出していかないと」と改めて考えたと語った。

 そのうえで「神戸市政の基本的な考え方は、緊急事態宣言の解除で局面が変わったということ」と強調。日々の感染者数ゼロが1週間を超えて続いていることもあり、神戸市は新型コロナウイルス感染症の「対策本部」を「警戒本部」に格下げする形で名称変更。現在は「経済活動との両立を考えなければならない」場面だと説明した。仮に再び感染が拡大する兆した見えた場合は、改めて警戒の度合いを強めるなど「状況の変化、感染の発生・収束に応じて機敏に、柔軟にモードを変えて対応することで危機を乗り切りたい」と話していた。

 政府が閣議決定した2020年度の第2次補正予算については、「非常に規模が大きくメニューも多い」と指摘。「これを咀嚼(そしゃく)して、(神戸市の第2次補正にあたる)6月補正予算に盛り込めるかどうかは、これから考える」と述べ、国の新たな補正予算を受けた神戸市の第3次補正予算を編成する可能性に言及した。兵庫県中小企業家同友会との意見交換を受けて、新卒学生の就職が厳しくなるのを見越した、神戸市独自の奨学金制度について検討することを明らかにしながらも「6月補正に間に合うかどうか」とも話していた。

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