4月の兵庫県有効求人倍率1.13倍 約4年ぶり低水準 情勢判断は下方修正

 厚生労働省の兵庫労働局が29日発表した4月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は1.13倍と、前月に比べて0.08ポイント低下した。4カ月連続の低下で、2016年5月以来3年11カ月ぶりの低水準になった。有効求人数が前月比で8.5%減少し、有効求職者数は2.5%の減少だった。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求人が求職を上回って推移しているものの、求人が大幅に減少しており、弱さがみられる」「新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、より一層注意する必要がある」との見方を示した。

 兵庫労働局による情勢判断は、前月の「求人が求職を上回って推移しているが、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に十分注意する必要がある」から下方修正した。

 雇用の先行指標とされる新規求人倍率は1.64倍。前月比0.35ポイント低下と3カ月ぶりに前の月を下回った。

 企業の新規求人(原数値)は前年同月比32.3%減と、4カ月連続の減少。求人票の書式変更による影響にとどまらない大幅な現象といえそうだ。業種別では、建設業が21.8%減、製造業が36.5%減、情報通信業が53.1%減、運輸業・郵便業が42.5%減、卸売業・小売業が38.1%減、宿泊業・飲食サービス業が31.0%減、生活関連サービス業・娯楽業が53.7%減などだった。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.07ポイント低下の1.32倍。2016年3月以来、4年1カ月ぶりの水準に低下した。

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