南京町で新型コロナの終息を祈願する式典 新たな形のにぎわい模索も

20200528南京町

 神戸市中央区の中華街「南京町」では28日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されたのを受けて、感染の拡大が終息するよう祈願する式典を開催した。南京町広場には華僑に伝わる中国式の祭壇と、日本の真言宗式の祭壇を2つ設置。真言宗の寺で、現在住職が不在の関帝廟と歴史的に交流が深い宝寿寺(神戸市中央区)の住職らが感染症の鎮静化を願う願文(がんもん)を読みあげたり、経を唱えたりした(写真)。その後、広場にある干支の石造の動物にかけてあるマスクを外した。

 南京町商店街振興組合の曹英生理事長は、「(感染が再び広がる)第2波が来ないことを願って、動物たちのマスクを外した」と語った。現在の南京町では「まだ5割程度の店しか開いていないが、一時は9割近くの店が閉まっていたことを思うと、だいぶ人通りは戻ってきた」という。6月からは異人館や神戸ポートタワーなど観光施設が営業を相次いで再開する。南京町の人通りも回復が期待できそうだが、「ソーシャルディスタンスを確保し、3密を避けて、ゆるやかに南京町に来ていただきたい」と話していた。

 もっとも新型コロナの警戒感が残る中では、新たなにぎわいの形を模索する必要もありそうだ。焼き小籠包などを販売する「YUNYUN」を南京町に出店するケンミン食品(神戸市中央区)の高村祐輝社長は神戸経済ニュースなどの取材に対して、「たとえば以前のような1時間待ちの行列などは、ソーシャルディスタンスの観点から今後はできないだろう」と指摘する。「来店客の回転数に関する考え方は改める必要がありそう」とみており、持ち帰りメニューに加えて、家で調理できる商品の品ぞろえを充実させたいと話していた。

 式典終了後の南京町広場では、神戸ゆかりの人が古武術などで使う武器のヌンチャクさばきを披露する「ヌンチャクチャレンジ」の動画収録も実施。INAC神戸レオネッサの守屋都弥選手、八坂芽依選手、スタンボー華選手が出演した。近日中に南京町商店街のFacebookページで公開する。

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