三星ベの前期、純利益11%減 国内ベルト事業の減収など影響
- 2020/05/25
- 14:51
三ツ星ベルトが25日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期比11%減の54億円だった。前の期に射出成形機や工作機械の市場が活況だった反動などで、国内ベルト事業が減収だったのを受けて利益も減少。さらに営業外損益で為替差益がなくなり、2億1000万円の為替差損を計上したことなどが響いた。投資有価証券売却益を1億5400万円計上したが、補えなかった。
売上高は1%減の710億円、営業利益は10%減の72億円だった。事業分野(セグメント)別の売上高は国内ベルト事業が4%減の272億円、海外ベルト事業が1%減の324億円、建設資材事業が15 %増の68億円だった。その他事業は6%減の44億円。主力の自動車用ベルトは国内が微増、海外が前の期並みだったという。
2021年3月期の業績予想は開示しなかった。新型コロナウイルスの影響が見極めにくく、現時点で今期の業績予想を合理的に予想するのが困難のためという。世界的に自動車の需要が減少したことなどで主力の自動車用ベルトのほか、一般産業用ベルトにも影響が出る可能性があるという。
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