神戸同友会の富田・新代表幹事「外から神戸を見た経験も役立てたい」

20200523富田健司氏

 神戸経済同友会の代表幹事に22日付で就任した川崎重工業取締役(顧問に就任予定)の富田健司氏(写真)は、同日の記者会見で「先輩が活性化された会を引き継ぐことで重責を感じており、身の引き締まる思い」と述べ、財界活動への意気込みを語った。一方で、川重では財務経理やIR(投資家向け広報)などを取り仕切る副社長も務め、3月までは東京駐在。「まだ神戸に帰ってきたばかりで、これから猛勉強する」という。そうした中でも「外から神戸を見る機会が多かったので、そうした経験もお役に立てることができれば」と話していた。

 東京から見た神戸については「高質というか、クオリティーの高いイメージをふわっと持っているのだけれど、それにコンテンツもいいものがたくさんあるのだけれど、人を引き寄せるパワーというところまで具現化されていないのではないか」という印象を語った。「逆に大阪のアクの強さや、ブランドの確立された京都とは違って、そこは努力せんとあかんとこかなと思っています」と説明した。

 任期は2022年5月までを予定する。22年春には「全国経済同友会セミナー」の神戸開催を予定する。「任期中のビッグイベントでもあり、こちらの方の準備もしっかり進めたい」と話していた。富田氏は三井住友フィナンシャルグループの元監査役で神戸土地建物社長の中尾一彦氏と交代して代表幹事に就任する。

 代表幹事として任期の2年目が始まったバンドー化学社長の吉井満隆氏は、「この1年間はたいへん活発に活動していたが、『中尾さんのときがピークだったね』と言われないようにがんばりたい」と、抱負を述べた。富田氏には「新型コロナウイルスの感染が拡大した、いわば非常時での就任でご苦労も多いと思うが、経営のご経験から神戸を活力のある地域に導いていただけると期待している」と語った。

 2年の任期を終えて退任した中尾氏は「あっという間の2年間だった」と振り返った。任期の2年間に約50人の会員を増やした。「神戸経済同友会の伝統である立場を超えた自由闊達な議論で切磋琢磨するのが、若い経営者が評価された」とみている。加えて「兵庫県、神戸市と行政のみなさんに提言を熱心に聞いていただき、多くの予算化していただいた」と話した。特に「政府が進めているスタートアップ拠点都市の申請に大きく関わることができた」ことに、やりがいを感じたという。

 神戸経済同友会は22日午後にネット会議システムを活用して総会を開催。富田氏の代表幹事就任と中尾氏の退任を正式に決めた。

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