アシックス、今期予想取り下げ 世界の直営店休業で1〜3月期最終赤字

20200522アシックス 決算

 アシックスは22日、2020年12月期の連結業績予想を取り下げると発表した。従来は純利益が前期比43%減の40億円、売上高が6%像の4000億円になる見通しとしていたが、現時点で行理的に業績予想を算定できないと判断した。新型コロナウイルスの感染拡大による、世界の個人消費への影響がきわめて不透明という。年30円(うち中間15円)を予定していた配当計画も取り下げた。

 中国では1月中旬から直営店の大半が臨時休業に入った。3月後半にはほぼすべて再開したが、1〜3月期では販売に大きな影響が出た。日本、米国、欧州は3月に入ってから営業自粛やロックダウン(都市封鎖)で直営店も卸売り先も臨時休業に入り、急速に売上高が減少。ただ欧州では4月後半に入り、徐々に営業を再開する店舗が増えている。各地での営業再開の時期などが、今期の収益を大きく左右する公算だ。生産面での影響は限定的だった。

 同時に示した1〜3月期の連結決算は、最終損益が2億4300万円の赤字(前年同期は43億円の黒字)になった。新型コロナによる閉店の影響で減収になったうえ、当初今夏に予定された東京五輪・パラリンピック関連の費用も先行した。電話会議を通じた決算説明会で広田康人社長COOは「広告宣伝費を中心に販管費を強力に見直す」と説明した。ネット通販の伸びも追い風だ。

 売上高は14%減の853億円、営業損益は8億8200万円の赤字(前年同期は61億円の黒字)だった。

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