石光商事の前期、純利益76%減 子会社化を反映・今期予想示さず
- 2020/05/22
- 22:03
石光商事が22日に発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期比76%減の9900万円だった。営業外利益に持ち分法投資損益を計上。加えて「東京アライドコーヒーロースターズ」を関連会社から子会社にした影響を収益に反映したのも響いた。同社を巡っては、特別損失で計上した段階取得にかかる差損が、特別利益である負ののれん発生益を上回った。石光商事は20日に前期の業績予想を下方修正し、純利益が9900万円になる見込みなどを発表していた。
売上高は1%減の381億円、営業利益は36%減の3億6900万円になった。事業分野別の売上高はコーヒー・飲料部門が2.1%減の119億円、食品部門が1.5%減の228億円、海外事業部門7.1%増の33億円だった。食品部門では加工食品や農産がさえなかったが、水産では相場下落を受けて価格が低下したエビの販売が好調だったという。
21年3月期の連結業績予想は開示しなかった。新型コロナウイルスの感染が収束する時期や、経済への影響が見極めにくいという。不確定要素が多く、合理的に見積もることが困難と判断した。
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