神戸市、臨時休校を31日で終了 市長「感染拡大に備えながら市民生活回復を」
- 2020/05/22
- 17:15
神戸市は22日、小中学校などの臨時休業を31日で終了し、6月1日から感染防止対策を徹底したうえで再開すると発表した。小中学校では再開から2週間は「慣らし期間」として分散登校を実施する。保育所や学童保育も6月1日からは家庭保育要請しながらも段階的に緩和し、3週目からは通常運営に戻す計画だ。22日午後に久元喜造市長(写真)が記者会見して発表した。
夏休みは短縮し、小学校は7月23日〜8月17日、中学校は8月1〜17日などとする。時間割編成の工夫や行事の見直しも実施し、授業時間を確保する。冬休みも短縮する方針だ。このほか神戸文化ホールや神戸国際会議場、神戸国際展示場については、換気などの感染防止に必要な措置を取ったうえで、集まる人数が100人以下の行事に対しては利用を順次再開する。
土曜日と日曜日に減便を実施している神戸市営地下鉄、神戸市バスについては減便を終了。23日からすべてのダイヤを通常に戻して運行する。
いずれも政府が兵庫県を新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対象から外したことに伴う措置。久元市長は記者会見で、「基本的な感染対策継続など新しい生活様式定着を図りながら、市民生活・経済活動をできる限り回復させていくことが必要」と強調した。「緊急事態宣言の指定区域からの除外は喜ばしいが、今後も感染が拡大することには備える必要がある」とも話していた。
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