4月の神戸港、輸出入総額11.6%減 新型コロナで自動車関連の輸出急減

20200521神戸港貿易統計

 神戸税関が21日発表した4月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比11.6%減の6836億円と大幅減だった。7カ月連続で前年同月を下回り、3カ月連続で減少率は10%を超えた。自動車や自動車部品など、自動車に関連する幅広い品目で輸出が大幅に減少した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界各地で都市封鎖(ロックダウン)を実施した結果、世界的に自動車の需要が後退した影響を受けた。

 輸出額は前年同月比13.7%減の4139億円だった。「自動車」の輸出が30億円と60.4%減少した。ギアボックスなど「自動車の部分品」は31.1%減の95億円、ワイヤハーネスなど「自動車用の電気機器」は57.2%減の20億円、タイヤを含む「ゴム製品」は10.6%減の59億円だった。海外での自動車需要の後退を反映した。一方で、半導体等製造装置の輸出額は102億円と高水準で、4月としての過去最高を更新。在宅勤務やネット通販の普及を背景に、好調な海外の半導体メーカーが積極的に設備投資を進めている様子もうかがえる。

 輸入額は前年同月比8.1%減の2697億円だった。主要な地域別では対東南アジア、対米国、対欧州(EU)の輸入はいずれも減少した半面、中国からの輸入額は853億円と4月としては最高。月間の輸入額としては2019年1月(914億円)以来の高水準になった。衣類を含む「織物用糸および繊維製品」が85.0%増の71億円、電池材料などを含む「無機化合物」が32.6%増の43億円などと、それぞれ増加が目立った。中国では生産の回復に加え、物流の正常化が進み、貨物の滞留が解消する過程が神戸港の統計にも表れた。

 4月の平均為替レートは1ドル=108円56銭と、前年同月に比べ2円62銭の円高・ドル安だった。

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