日本製麻の前期、1000万円の最終赤字 今期予想は開示せず

20200514日本製麻決算

 日本製麻が14日に発表した2020年3月期決算は、連結最終損益が1000万円の赤字(前の期はトントン)だった。産業資材事業、マット事業、食品事業の3分野とも減収で、固定費の負担比率が高まり採算が悪化した形になった。売上高は前の期に比べ4%減の37億6700万円、営業損益は3500万円の赤字(前の期は2500万円の黒字)だった。同社は13日、前期の業績予想を修正していた。

 事業分野別の売上高は、産業資材事業が4%減の6億9100万円だった。援助米用の樹脂袋や米麦用紙袋の受注が減少した。マット事業は2%減の18億円。普及車用の販売比率が高まり、販売単価の下落が響いた。タイでの法改正に伴う人件費上昇が影響し、採算が悪化した。食品事業は2%減の12億円だった。ネット通販は伸びたが、競争激化の影響を受けた。

 21年3月期の連結業績予想は開示しなかった。新型コロナウイルス感染拡大による影響を、現時点で合理的に算定できないためとしている。

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