「こうべ医療者応援ファンド」まず3億円を16医療機関に配分 第1回の配分委開催
- 2020/05/14
- 02:25
神戸市は13日、新型コロナウイルス感染症の治療などにあたる医師や看護師など、医療従事者の勤務環境を改善するための資金調達を目的としたファンド(基金)「こうべ医療者応援ファンド」の第1回配分委員会を開催し、まず集まった基金のうち3億円を16医療機関に配分することを決めたと発表した。配分委員会は12日にウェブ会議で開催。配分委の6人全員が参加した。
基金には12日午前8時現在で964件、3億1055万円の寄付が集まっていたという。このうち3億円を初回の配分に充てた。配分先とした16医療機関は入院患者を受け入れたり、PCR検査の検体採取を実施したりと、新型コロナの治療などに関わった。各医療機関への配分額は一律ではなく、入院者数や、入院者数のうちの重傷者数、PCR検体の採取数などを勘案して決めた。
第1回の具体的な配分先や配分額は公表しなかった。2カ月後をめどに各医療機関から具体的な資金の使い道についての報告を集約。そのうえで配分先の医療機関名、配分額、使い道を発表する予定としている。同基金では引き続き寄付を受け付け、まとまった金額になった時点で第2回の配分委員会を開催する。
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