兵庫トヨタ、神戸市に患者搬送用車両を提供 3カ月間に5台を無償貸与

20200510兵庫トヨタ提供車両

 神戸市は8日、兵庫トヨタ自動車(神戸市中央区)と傘下のトヨタカローラ姫路、ネッツトヨタゾナ神戸で構成する兵庫トヨタグループから、新型コロナウイルス感染症の患者搬送用車両の提供を受けると発表した。神戸市が要望し、これに兵庫トヨタグループが応じたという。感染リスクを減らす5台の特別仕様車(イメージ図=神戸市の発表資料より)を、無償で11日から3カ月間借り受ける。

 兵庫トヨタが神戸市に貸し出すのは「エスクァイア」「ノア」「ヴォクシー」を改造した車両だ。運転手らが乗るフロント席と、患者が乗るリア席の間にビニールシートを取り付け、空間を分離。飛沫感染を防止する。エアロゾルと呼ばれる気体中に浮遊する微小な粒子での感染を防止するため、エアコンの設定や、ドアのガラスを開閉することで車室内の空気が前から後ろに流れるようにする。

 貸与期間の3カ月間は、状況に応じて延長することも、神戸市と兵庫トヨタの間で合意したという。新型コロナウイルス感染症患者を自宅から病院に運ぶ際や、病院から宿泊療養施設に運ぶ際など、緊急性の低い患者の移送に活用する。宿泊療養施設で重症化した患者を病院に運ぶ際など、緊急性の高い場合は救急車を利用する公算だ。

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