トーカロの前期、純利益19%減 下期に半導体復調も補えず・今期予想見送り

20200509トーカロ決算

 表面加工のトーカロが8日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ19%減の44億円だった。前の期から今期の前半にかけて、米中貿易摩擦を受けた中国経済の減速などを背景に、半導体製造装置向けの溶射加工が大幅に減少したのが響いた。半導体分野は年度後半に復調したほか、産業機械と鉄鋼への加工が伸びて下支えしたが、補いきれなかった。

 売上高は4%減の378億円、営業利益は15%減の65億円になった。半導体の復調を受けて、同社は昨年10月31日、今年1月31日と期中に業績予想の上方修正を2回実施した。さらに2回目の予想(売上高373億円、営業利益63億円、純利益42億円)をやや上回った。20年3月期の業績に対する新型コロナウイルスの影響は軽微だった。

 21年3月期の連結業績予想と、配当計画は開示を見送った。半導体分野は復調が続いており、同分野は新型コロナの影響も現時点では限定的。だが多岐にわたる取引先が影響を受ける可能性なども残り、現時点では合理的に今期の業績を見積もることができないとしている。

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