中村伊知哉氏、コロナ後「都市への新しい集まり方に」 078KOBE Onlineより

20200502都市型フェス

 慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授(写真右下=078KOBEが配信した動画より)は2日、オンラインイベント「078KOBE Online」の一環で開催した討論会「都市型フェスティバルの未来〜After/Withコロナ時代のあり方を考える」にパネリストとして参加した。中村氏は、新型コロナウイルスの感染防止のための外出抑制が終わったあとも「みんな都市に集まることを求めると思うが、これまでとは違って新しい集まり方になるのでは」との展望を語った。

 中村氏は新型コロナの影響が収束した後に、東京から地方都市などへの「分散がとても進むという人はいる」としながらも、これまでITの発達や社会への浸透がむしろ都市の「都市化」を加速したと指摘。「人はリアルに集まりたい」ため、多くの人の都市への志向は今後も続くとみる。一方で「バーチャルでも集まれることが(多くの人に)分かったのが現状」で、満員電車など人が集まることによる物理的な苦痛を回避るよう「バランスを求める」のが今後の都市のあり方とみる。同氏が東京・竹芝で計画しているクロスメディア系のイベントでは、そうした都市でのイベントに1つの解を与えたい考えという。

 そうした中で、新型コロナの影響でイベント全体は8・9月に延期しながらオンラインだけでの開催に踏み切ったがネット上での開催を企画した078KOBEは、「ITといえばすぐに思いつくディスカッションやカンファレンス(会議)系のコンテンツだけではなく、音楽や映画、ファッションといった分野も時間がない中でオンラインに乗る企画が集まった」(藤井信忠実行委委員長、写真左下)という。ネットとの融合は今後も求められるとみている。

 11月に福岡市で開催するイベント「明星和楽」の松口健司・実行委員長(写真・中下)は「オフラインが無理でもオンラインで開催したい」と話す。ただ「すべてオンラインに切り替えると、予想外で偶然の人との出会いの機会という面で魅力は半減するのではないか」という。10月に札幌市で予定する「No Maps」の広瀬岳史事務局長(右上)も「オンラインはやらなくてはいけなくて、オフラインをどこまでできるか」という情勢を想定。実際に対面しないと交流が難しいとの声は多いが、近い将来に「ネットでもスムーズに交流できる方法ができるか、リアルで密に人と会っても(防疫面などで)大丈夫な方法が生み出されるのではないか」との見通しも話していた。

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