神栄、前期最終赤字6億7700万円に下方修正 特損が増加・決算発表22日に

20200501神栄業績修正

 神栄は1日、2020年3月期の連結最終損益が6億7700万円(前の期は3億9600万円の赤字)の赤字になったようだと発表した。訴訟関連費用4億4500万円を特別損失として計上する見通しになったことなどが響いた。これまで公表していた和解金3億2000万円に、弁護士費用などを積み増した。加えて電子関連の収益が想定を下回ったのも重荷になった。

 売上高は前の期比4%減の411億円、営業利益は78%増の3億5900万円になった。従来予想は420億円、6億円だった。電子関連では、空気清浄機用のホコリセンサーの中国向け輸出が想定どおり回復しなかったほか、米中貿易摩擦や1〜3月期の国内設備投資の冷え込みで落下・衝撃試験機が伸びなかった。食品関連は、新型コロナウイルスの感染防止のための外食需要の減少も響いた。

 同時に20年3月期決算発表を22日に延期すると発表した。当初は13日に予定していたが、新型コロナの感染拡大防止によって、監査などに想定以上の時間がかかる見込みになっため。

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