神戸市、団地にキッチンカー派遣する実験 5月に日本移動販売協会と

20200427モビマル緒方氏

 神戸市は27日、スーパーやコンビニエンスストアから離れた団地にキッチンカーを派遣する実験を5月7日に始めると発表した。「モビマル」のサービス名で、キッチンカーと出店場所のマッチングなどを手掛ける日本移動販売協会(大阪市中央区)と連携。新型コロナウイルスの感染防止で遠出を控える住民らの食卓を多彩にすると同時に、外出自粛で来店客が減少した飲食店の販路拡大という「一石二鳥」が可能かどうか検証する。

 5月20日までの2週間、神戸市内の2カ所の団地内にある市有地にキッチンカーを3台ずつ配置する。出店する場所は、北区の東有野台団地にある空き地と、西区の秋葉台団地にある秋葉台中公園。出店するキッチンカーは数日で交代し、同じメニューばかりにならないようにする。住民からのリクエストがあれば「キッチンカーを派遣する期間の延長や、新たな場所への派遣も検討する」(神戸市都市局の山田大輔課長)。出前など宅配サービスの補完にもなるとみている。

 一方、市内の飲食店には今回、キッチンカーを無償で貸与。出店に伴う場所代なども徴収しない。さらに1商品あたり100円相当の準備費用も助成する。今回はキッチンカーは20種類程度、普段は移動販売しない飲食店は6店舗が参加を計画中だ。今後は日本移動販売協会が、キッチンカー事業者の出店希望や、キッチンカーでの出店を始めたいという飲食店の相談などを受け付ける。

 27日に記者会見した日本移動販売協会の緒方謙一代表理事(写真)は、新型コロナ以前から「販路を拡大したいけど、次の店舗を出すには資金面などから二の足を踏む飲食店は多く、まずキッチンカーでチャレンジというのを進めようとしていた」と説明。そのうえで「キッチンカーには、人がいなくなったビジネス街から、いま多くの人がいる住宅街に飲食店を移動させるという役割もあるのではないか」と話していた。

■ キッチンカー 飲食物の販売を目的として、調理器具を荷台に据え付けたトラック。移動販売に利用されるが、調理してから運ぶ弁当販売と異なり、買いに来た客の目の前で調理することから、多様なメニューを提供できる可能性がある。フードトラックとも。神戸市ではキッチンカーを通じて起業を支援する別の取り組みもある。

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コメント

結局こうなります。
いずれどこかで接触しないと、
人は生きていけません。
そもそも生産者側と中間卸売で1次接触。
中間卸売と配達側で2次接触。
配達側と消費者で3次接触。
消費者と医療側で4次接触です。

もうだんだんと暖かくなってきてはいますが、
昨年のインフルのデータと合わせてみたら多分そんなに変わらないでしょう。
なんせ昨年でインフルの死者数は国内だけで3000人を超えているので。
でもそれでも経済は回していましたし、社会も学校も医療も回っていました。
ヤフーニュースでは自分でワードを検索しないと
辿り着けませんがね。
マスコミ、行政は非科学的アプローチをし、結果的に経済を停滞させているように見えます。
確かにどこかでセーブはしなければいけませんが、過剰な自粛ムードを演出するかのごとく「コロナ」だけをキーワードにするマスメディアには違和感しかありません。取材とはなんだと思います。
神戸はここまで医療体制が進んでいるので、もう2度とこのような「過剰演出」をしないよう、
インフルの対応とも兼ね合わせた賢さが必要であると思います。

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