神戸市と500 Startupsの起業家支援、「新型コロナ」テーマ 6月に募集開始

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 神戸市と米有力ベンチャーキャピタル(VC)の500スタートアップス(カリフォルニア州)と共同で展開している起業家育成プログラム「500 Kobe Accelerator(神戸アクセラレーター)」では、5回目になる2020年度のプログラムで支援する事業について、「新型コロナウイルスの感染拡大によって浮かび上がった社会課題の解決」をテーマにする。直接的な人の接触を避けて、プログラムも全面的にネット上で実施する計画だ。6〜7月に参加するスタートアップ20チームを募集する。

 新型コロナの感染拡大は健康に対する脅威になっただけでなく、経済活動や都市機能の停滞といった課題も浮かび上がらせた。新型コロナ対策(Against/with Corona)の観点から効果的な予防や正確な情報発信、遠隔医療などに関心が集まった。さらに「コロナ後(After Corona)」の観点からリモートでの仕事や学習などが改めて注目されるなど、新たな技術やサービスの開拓をめざすスタートアップを支援する。

 過去4回の500神戸アクセラレーターには合計71社が参加。100億円超す投融資を集めてきた。3社が企業に買収されるという成果も出した。さらに8社が神戸市内に拠点を開設した。海外からの応募も増えており、将来のある国内外の起業家と神戸との関係を深めることもねらう。

 6月から専用ホームページで参加者を募集し、500スタートアップスと神戸市が書類審査とネット面接で参加者を先行する。8〜10月に講義や面談による指導のプログラムを実施する。金融機関や投資家向けの説明会「デモデイ」もネット上で開催する方針だ。ウイルス感染への治療、創薬や医療機器など直接的な医療に関する事業は対象外にする。

 記者会見で久元喜造市長は、「かなり各方面からも注目され、実績も上がっている事業だけに、何よりも中断したくないと考えた」という。そのうえで「いま開催する意義は、やはりコロナだろう」と今回のテーマの意義を強調した。(写真は昨年12月に開催したデモデイでの記念撮影の様子)

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