フェリシモが「フェリシモ財団」を来年設立 60万株の自社株を拠出

 通販大手のフェリシモは21日、社会文化活動を継続的に展開することを目的とした一般財団法人「フェリシモ財団」を設立し、フェリシモ財団に自社保有株60万株を拠出すると発表した。フェリシモは同財団に自社株60万株を1株あたり1円で売却する形にする。財団はフェリシモ株の発行済み株式(自社保有文を除く)の5.97%を保有する、第2位の株主になる。財団は2021年1月の設立を予定する。

 フェリシモが社会貢献を目的とした一般財団法人を国内で設立するのは初めて。同社は1990年に開始した「フェリシモの森」基金や神戸復興支援など30件を超す社会貢献のプロジェクトを展開してきた。新たに財団を設立することで、今後も機動的に活動を継続する基盤を作る。フェリシモ株から得る配当金を財団の活動資金にするため、フェリシモ株の譲渡を受ける形とした。ただ、譲渡価格が現在の株価を大きく下回ることから、5月28日に開催する株主総会での承認を必要になる。

 同社はこれまで購入代金に寄付金が含まれる商品など、社会貢献に接続する商品を多く開発してきた経緯がある。財団の設立で、顧客だけでなく他社や行政などとも社会貢献活動で連携する基盤を作ると同時に、フェリシモの事業活動にも寄与して株主価値の向上にもつながると主張。新財団への1株1円での譲渡を認めるよう株主に求めている。

 フェリシモは同時に、22日朝の立会外取引で自社株50万株を取得すると発表した。取得前である21日時点の自社保有株は309万3802株、自社保有分を除く発行済み株式数は694万9698株。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告