ワールドの前期、新型コロナで一転の最終減益に 1400店が休業・配当も減額

20200417ワールド業績修正

 ワールドは17日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比8%減の85億円になったようだと発表した。従来予想の122億円から下方修正し、一転の減益見通しだ。消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減に加え、暖冬で冬物が低調。さらに2月後半以降、新型コロナウイルスの感染防止を目的とした外出自粛の動きで一段と厳しさを増したという。同社は昨年11月6日に20年3月期の業績予想を上方修正していたが今回、上方修正前の予想を下回る見込みになった。

 売上収益は6%減の2360億円、営業利益は17%減の123億円を見込む。従来予想は2509億円、182億円と増収増益だった。3月以降に百貨店などで臨時休業が増えたこともあり、催事などの中止・延期が増加。在庫の消化にも大きく影響した。プラットフォーム事業が底堅く推移したことや、経費削減によって2月までは前の期並みの収益を維持していたが、3月の売り上げ減が想定以上だった。

 加えて44円を予定していた期末配当金を25円に減額すると発表した。年間では53円(うち中間28円)と、前の期比3円の増配は確保する。配当性向は24%に相当するという。株主への利益配分強化を目的に、配当性向の引き上げによる増配を目指す方針は維持。22年3月期には配当性向30%を目指す目標も保持する。

 17日現在では、新型コロナを巡って政府が先行して緊急事態を宣言した7都府県を中心に1400店以上が臨時休業。3月末時点の店舗数(2463店)の約6割にもおよぶ。当面は経費や仕入れで支出の抑制を徹底し「再始動」に備える考えとしている。

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