20年度は新型コロナも研究開発助成、金額も拡充 神戸医療産業都市

 神戸医療産業都市を運営する神戸市の外郭団体、神戸医療産業都市推進機構(神戸市中央区、本庶佑理事長)は、2020年度の研究開発助成金で実施する事業の公募をを開始した。神戸医療産業都市の発展に寄与する技術や製品・サービスを生み出す研究開発に対する助成金だが、今年は新型コロナウイルス感染症に関する技術やサービスも対象にする。新型コロナ関連の事業は社会貢献の度合いが高いと判断した。

 複数の企業や団体での共同研究や共同事業が対象で、1000万円を上限に経費の半額を助成金として支給する。19年度の上限は500万円だった。助成対象期間も従来の2年から3年に延長した。上限額の拡大や助成期間の延長はすでに決まっていたが、偶然にも新型コロナに関する研究助成を強化する形になった。申請者が神戸医療産業都市に立地している企業や団体であれば、共同研究などの相手が神戸市外に立地する企業などでも構わない。

 このほか研究者が大学や研究期間、医療機関に所属する場合は250万円を上限に経費の全額(企業に所属の場合は半額)を支給する「若手研究者支援枠」の募集も開始した。神戸医療産業都市全体の研究環境や操業環境の向上や、研究期間などの交流を促す事業に取り組む「クラスター活動助成金」の対象事業の募集も開始。いずれも5月12日まで受け付け、7月末までに対象者などを決定する計画だ。

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