日本イーライリリー、19年の売上高4.5%増 抗うつ剤「サインバルタ」など寄与

 米製薬大手イーライリリーの日本法人である日本イーライリリー(神戸市中央区)は14日、2019年12月の売上高が前の年に比べ4.5%増の2750億円だったと発表した。抗うつ剤である「サインバルタ」が稼ぎ頭で、販売額は9.0%増の610億円だった。一定の条件に合った肝細胞がんなどに適用範囲を拡大した抗がん剤「サイラムザ」も9.3%増の484億円と好調だった。このほか18年に発売した乳がん治療薬「ベージニオ」の販売は103億円で、前の年の34倍に伸びた。

 「サイラムザ」に加えて適用拡大があった「トルツ」の販売が伸びた。日本化薬に製造販売承認を承継した抗悪性腫瘍剤「ポートラーザ」が肺がんの治療薬として19年6月に製造販売承認を取得した。総じて米イーライリリーがめざす、23年までの10年間に20種の医薬品で承認を受ける計画に沿った製品開発が寄与したという。同社は新薬開発で、糖尿病、がん、自己免疫疾患、とう痛、神経変性疾患を重点領域と位置付けている。

 日本法人のシモーネ・トムセン社長はコメントを発表し、「日本でも、革新的な医薬品をいち早く届けられるよう開発を進め、世界同時開発の割合を80%以上と高い比率で継続している」と説明。そのうえで「近年発売した製品が売上をけん引し、対前年比売上4.5%増、数量6.5%増と成長を持続させた」と述べた。

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