三宮再開発 市役所2号館で対話型の市場調査、来年度設計・23年度着工
- 2020/04/06
- 00:28
神戸市は、市役所本庁舎2号館について、どのように利用するか民間企業からアイデアを募集する「サウンディング(対話)型市場調査」を実施すると発表した。老朽化に伴って解体し、新築する2号館について同市は3月30日付で基本計画を決定した。だが、延べ床面積6万平方メートルのうち、連絡ロビーや行政庁舎、ホール以外の2万1000平方メートルについては「集客・商業機能」として具体的な用途が決まっていない。実際の事業者による進出などもにらんで、改めて利用方法を探る。(図は神戸市が発表した基本計画より)
基本計画の中では、「にぎわい・集客機能」として「神戸市内に不足しているハイクラスのホテル」「国際的なビジネス拠点」「起業家等の育成拠点」を例示。「にぎわい・商業機能」として「ゆったりと滞在できるカフェやレストラン等の飲食機能」「市民や来街者が集うイベントスペース」「周辺住民やほホール等施設利用者のための子育て支援施設」などを挙げた。都心・三宮と旧湾岸地域である新港地区のほぼ中間で、オフィス街の旧居留地に隣接するという立地を生かし、高機能で効率的に活用できるようにする。
神戸市は2021年度から設計に取りかかり、23年度に着工する計画だ。このため20年度中にも用途を固め、来年度からの設計に反映させたい考えだ。10日まで参加申請書を電子メールで受け付ける。申請者に対する資料提供は1日から開始。神戸市が求めた意見に対する回答書の提出期限は24日午後5時とした。大型連休明けの5月11〜19日には必要に応じて、市場調査の参加者に個別のヒアリングを実施する計画だ。
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