山口神戸製鋼社長「収益基盤の再構築を進めていく」 新入社員向けに
- 2020/04/01
- 19:56

神戸製鋼所の山口貢社長は(写真=資料)は1日、同日入社した新入社員に向けて「業績回復に向けて、私を先頭に、収益力強化と収益基盤の再構築を進めていきますので、皆さんには平常心で業務に取り組んでもらいたい」と述べ、収益の回復に自信を見せた。そのうえで「従業員の皆さんの協力も不可欠」と述べ、新入社員の活躍にも期待した。同社は2020年3月期の業績予想を3回下方修正し、連結最終損益は150億円の赤字を見込む。
新入社員には「目線は高く、但し現実には謙虚であれ」「仕事はコミュニケーションの積み重ねである」と2つの言葉を紹介した。理想を高く持つことが努力を導き、コミュニケーションは業務の効率を高めるという。さらに「有意義な経験を積み重ねて、一回りも二回りも大きな人間に成長してください」と話していた。
例年は新入社員が神戸本社に全員集まって入社式を開くが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため開催を見送った。山口社長のメッセージは社内のネットを通じて配信し、各自で視聴するようにした。新入社員は総合職151人、基幹職238人の合計389人。このうち女性は32人だった。
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