神戸製鋼、コベルコマテ銅管の譲渡「6月末まで」に再延期 ファンドが求める

 神戸製鋼所は31日、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP、東京都千代田区)に譲渡することが決まっている子会社「コベルコマテリアル銅管」の譲渡日を「6月30日まで」に変更すると発表した。当初は3月2日計画したが、その後3月31日に変更。今回は再延期になった。

 神戸製鋼によると、新型コロナウイルスの感染拡大による環境変化などを背景に、JIPが譲渡の延期を求めたという。JIPは古河電気工業が展開する銅管・銅板事業も買収し、コベルコマテリアル銅管と統合させる計画を昨年9月に表明していた。古河電も神戸製鋼と同様に31日、事業売却の時期が「6月下旬まで」に延びたと発表した。

 コベルコマテリアル銅管は神戸製鋼が55%、三菱マテリアルが45%を出資する共同出資会社。神戸製鋼と三菱マテリアルの銅管事業を統合した。JIPへの譲渡後も神戸製鋼はコベルコマテリアル銅管の株式を10%保有。残りの90%をJIPが保有する。

 譲渡日の変更による神戸製鋼の連結業績への影響は軽微としている。


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