神戸港の19年コンテナ取扱個数、2.5%減の287万個 6年ぶり減少

20200331神戸港コンテナ取扱個数

 神戸市は30日、2019年の神戸港でのコンテナ取扱個数が18年比2.5%減の287万個(20フィートコンテナ換算)だったと発表した。18年まで2年連続で過去最高を更新したが、記録は続かなかった。神戸港のコンテナ取扱個数が前年を下回るのは6年ぶり。米中貿易摩擦影響を受けた中国景気の減速を受けて、中国向けの輸出貨物が減少したのが影響した。中国との輸出入で取り扱ったコンテナ個数は4.2%減の85万個にとどまった。

 外貿コンテナ取扱個数は1.4%減の218万個だった。このうち輸出は1.9%減の117万個、輸入は0.8%減の100万個だった。一方、内貿コンテナは5.7%減の68万個。このうち神戸港からの移出は4.8%減の28万個、移入は6.3%減の39万個だった。

 神戸市は当面の目標に年間300万個を掲げてきたが18年は台風被害、19年は日中貿易摩擦などが逆風になり、達成できていない。20年も新型コロナウイルスの影響などで予断を許さない。だが神戸市は、国の補助金を利用しながら、韓国の釜山港などに流れていた西日本の輸出貨物を神戸港に呼び戻すなど「神戸港の港勢拡大に向け集貨の努力は継続する」(港湾局ポートセールス課)としている。

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