ワールド社長に鈴木専務が昇格、上山社長は代表権ある会長に 寺井氏は取締役退任

20200330ワールド鈴木信輝氏

 アパレル大手のワールドは30日、鈴木信輝グループ専務執行役員(45、写真=ワールド提供)が6月23日に開催する株主総会を機に取締役社長執行役員に昇格し、代表権も持つ人事を発表した。上山健二社長(54)は代表権を持つ会長に就き、取締役会の議長を務める。筆頭株主でもある寺井秀蔵会長(70)は取締役を退任し、新設するシニア・チェアマンに就任。幅広い人脈を通じて同社の経営陣を支える。

 新たなトップ人事の発表に合わせて上山社長はコメントを発表。指名・報酬委員会が鈴木グループ専務を社長に指名した理由について、「当社グループの戦略と合致した治験を十二分に備えており、その決断力をもって当社グループの強みをさらに引き出すことができる人材」と説明した。

 鈴木氏は2015年から構造改革本部の本部長、17年からネット通販など「DーGROWTH戦略本部」の担当執行役員を務めた。上山氏が力を入れた部門で結果を出したとの評価もえていた。

 上山氏は「54歳の社長から45歳の力ある新社長に若返ることは、社内外問わず、あらゆる局面でポジティブなインパクトをもたらすものと確信している」と鈴木氏への期待を寄せた。

 鈴木 信輝氏(すずき・のぶてる) 99年(平成11年)京大院法修了、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)入社。2012年ワールド入社、14年執行役員、17年グループ専務執行役員。兵庫県出身。

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