神戸市、新型コロナで内定取り消しの学生を臨時職員に 「そういうことあるなら」

 神戸市は19日、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で就職の内定が取り消しになった学生を、同市の一般職の職員として採用すると発表した。2021年3月末までの任期付きで、随時採用する計画だ。早ければ4月にも採用したい考え。基本給は22万円、年収300万円程度になるという。久元喜造市長が19日の定例記者会見で発表した。「必要な生活費を保証し、この間に就職活動をしてもらう」という。

 神戸市は100人程度の採用枠を確保するというが、人数については「特に根拠はない」(久元市長)という。「そういうことが起きているらしい」ということで18日から議論を始めて、即断した。久元氏は「ニーズがどれぐらいあるか調査し、把握してそれに対する政策を打ち出すのが普通のやり方だが、いまは緊急時」と話す。4月1日からの道が突然断たれるような、「もしも、そういうことがあるなら、きちんと対応すべきではないかと考えた」。

 特に神戸市が内定取り消しに関する相談を受けたわけでもないという。ただ議会の一部から、内定取り消しへの対応が必要との声が上がった。久元氏も「空前の人手不足と言われていたが、新型コロナが出てから、かなり空気が変わってきたのではないか」と判断した。神戸市内在住か、市内の大学に通う学生を対象にする。来週にも応募要項を公表する。

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