神戸市長、新型コロナ後「六甲山や須磨が反転攻勢のヒントか」神商と意見交換

20200317久元市長

 神戸市の久元喜造市長(写真)は17日夕方に開いた、神戸商工会議所との意見交換後に記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ目的で「感染症対策はやらなくてはいけないが、日常の暮らしや経済活動との折り合いをつけなくてはならないという話を聞き、その通りだと思った」と述べ、過度な自粛ムードが景気への悪影響につながりかねないとの認識を改めて示した。「大規模なイベントはともかく、小規模の会食とか、お店で語らうなどは、折り合いをつけなければ」と述べ、個人的な行事までも取りやめる必要はないと強調した。

 足元では外出する人が減り、観光地では目に見えて観光客が減少しているとの指摘もあるが、久元氏は「(神商側から)出された意見の中では、六甲山や須磨などはあまり観光客が減っていないという声も聞いた」という。「今後、訪日外国人観光客を取り込まないという意味ではないが、そうした(近隣地域などのからの来訪者が多い)場所に着目するのも、新型コロナの影響が収束した後に、反転攻勢をかけるうえでヒントになるかもしれない」と指摘。さらに「特に六甲山の再生については考えなくてはならない」と強調していた。

 神戸市からは久元市長のほか、岡口憲義副市長、寺崎秀俊副市長、油井洋明副市長、山本泰生・経済観光局長が出席した。神戸市は19日に神戸経済同友会、兵庫県中小企業家同友会との意見交換も予定している。

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