カルナバイオ株がストップ高 中国社に血液がん標的でライセンス供与

20191231神戸株ワッペン

 17日の東京株式市場ではカルナバイオサイエンス(4572)が急伸した。買い気配で推移する場面が目立ったが、大引けでは制限値幅の上限である前日比300円(29.73%)高の1309円で、4万5100株の売買が成立。同水準に237万8300株(指し値5万9500株、成り行き231万8800株)の買い注文を残した。前日大引け後に、血液がん治療薬として開発を進めていた化合物について、中国・台湾での開発・商品化権を中国のバイオノバ・ファーマシューティカルズに供与する契約を結んだと発表。ライセンス料などでカルナバイオの収益が上振れするとの期待感から買いを集めた。

 今回の契約に伴う一時金の額は明らかにしていないが、開発の進ちょくに応じてカルナバイオは最大約2億500万ドル(約215億円)を受け取る。さらに医薬品として発売した後は、カルナバイオが最大で10%以上の料率の販売数量に応じたロイヤリティを受け取る予定という。同社は昨年6月に米製薬大手ギリアド・サイエンシズとのライセンス契約を発表した後、連日でストップ高を付けた経緯があるだけに、今回も同様の展開を期待した買いを集めやすい面があるようだ。

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