川重、液化水素運搬船に「液化水素タンク」を搭載 建造は順調に進む

20200309運搬船タンク搭載

 川崎重工業は9日、同社が神戸工場(神戸市中央区)で世界で初めて建造している液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」に海上輸送用の液化水素タンクを取り付けたと発表した(写真=川重提供)。タンクを製造した播磨工場(加古郡播磨町)まで同船をえい航し、播磨工場の岸壁で7日に搭載を終えた。今後は再び神戸工場で、船内配管などの工事を実施する。10月の完成に向けて同船の建造が順調に進んでいる。

 液化水素タンクは、体積が800分の1になるマイナス253度の液化水素を、長距離の海上輸送で安全・大量に輸送することを目的に開発した。タンク本体は内外2つのタンクを重ねて、その間を真空にする「真空断熱二重殻構造」を持ち、断熱性の高いガラス繊維強化プラスチックでタンクを支えて固定する。陸上用の液化水素タンクや、液化天然ガス用タンクの製造で得た極低温設備のノウハウを投入した。

 10月に完成した後は日本近海で試験運航した後、2020年度内に始まる水素の国際的な供給網を構築する技術実証試験で使用。オーストラリアで作った液化水素を、神戸空港島に建設している水素輸入基地まで輸送する。

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