シスメックス、簡便な新型コロナ検査の開発を検討 小型の免疫測定装置を活用

 シスメックスは、現在主流であるウイルスの遺伝子を検出するPCRに比べて簡便で、迅速に結果も分かる新型コロナウイルス検査の開発に向けて検討を始めた。6日午前に開催した技術説明会で同社の浅野薫・取締役専務執行役員が明らかにした。同社が開発を進めている小型の検査機器「コンパクト免疫測定装置」によって、のどなどから採取した検体や血液を使い、新型コロナウイルスを検出することが原理的には可能という。

 開発中のコンパクト免疫測定装置は縦17センチメートル、横16.7センチ、奥行き18センチと小さく、クリニックにも設置しやすいサイズ。スマートフォンなどで簡単に操作できるのも特徴だ。同社が従来、検査機関や病院の検査室などに販売してきた、大型の装置と同じ原理で検査することができ、検査の感度もほぼ同等という。これで新型コロナウイルスを検出するには、どういった課題があるのか、どういった検査試薬が必要か、などの検討を進める。

 コンパクト免疫測定装置は現時点で、医療機器としての厚労省の承認も受けていない状態。今回の感染拡大が懸念されている間に、新型コロナウイルスの検査に結びつくかも明確でない。ただ、新型コロナウイルス感染症の治療法が開発されても、治療の効果や、ワクチンの効果などを測定することが求められそうだ。浅野氏は「検査の会社としての研究開発の力で、総力をあげてこれらの開発を進めていきたい」と話していた。

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