家次神商会頭、新型コロナ「業種を問わず影響が広がる傾向」 定例会見

20200302家次会頭

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長、写真)は2日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大について「業種、業態を問わずに影響の範囲が広がる傾向にある」との認識を示し、景気悪化への警戒感を示した。「終息の時期が不透明であることから、企業業績の落ち込みや地域経済へのさらなる悪影響が懸念される」という。神商としては「行政施策に関する情報提供や、経営相談等、地元中小企業へのサポートに万全を期していきたい」と語った。

 新型コロナの影響でレストラン船を運航するルミナスクルーズ(神戸市中央区)が経営したことについては、「観光業、特にホテルはキャンセルが相次いでいると聞いているし、本来であれば懇親会やパーティーなどで稼ぎどきだろうが、それがなくなることになる」といった関連の影響を指摘。「自粛しすぎが連鎖的に(経営の悪化を招く)、という話にもなりかねない」として、「この辺は気をつけていきたいと思っており、金融支援などをきっちりやっていきたい」と話していた。

 神商が受け付ける新型コロナが影響した経営相談も徐々に増えているという。「今後、被害が明らかになってくるにつれて、さらに増えてくるのではないか」との見方を示した。エディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)で開催する大相撲3月場所や、プロ野球オープン戦が無観客で実施することになったのを引き合いに、感染を防ぐ取り組むは必要としながらも「過度にやってしまうのは問題」とも強調していた。

 神戸市では3日から始まる小中学校・高校の一斉休校については「地元行政から緊急の協力要請があった」と明らかにした。神商は「子供を養育する従業員に配慮し、休暇の取得等をすすめていただくよう、早急の呼びかけをしている」という。関心が高まっているテレワークに関しては「事務系はやりやすいが、生産の業務などは現場でないと物ができないといった事情もあるだろうから、交代の勤務を展開するなり、それぞれの業種業態で考えられるのではないか」と各社の事情に合った取り組みに期待感を語った。

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